糖尿病 合併症:糖尿病闘病記【予防と治療】

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糖尿病 合併症の恐怖(5)

糖尿病合併症についてお話ししています。

前回お話しした単純性網膜症を放置すると、大出血が起こったり、新生血管というもろい血管がたくさんできてきます。
この状態が増殖性網膜症と言います。
何か、名前だけ聞いても恐ろしさが伝わってきます。
この状態になると、網膜の血管が大変出血しやすい状態となります。
その出血の影響が網膜だけでなく硝子体にまで達すると、かなりひどい視力障害となって現れます。
さらに症状が進行すると網膜が剥離し、失明となってしまいます。
網膜症の進行は、血糖値のコントロールに関わってきます。
将来、網膜症で悩まないためには、早い段階からしっかりと血糖コントロールを行うことが大事です。
そして、定期的な眼底検査を受けることが大事です。
視力を失うと言うことは、いままでの日常生活が全く変わってしまう一大事です。
そうならないよう、一刻も早く血糖コントロールを始めなくてはなりません。
病院が嫌いだから、自覚症状がないからと言って治療を先延ばしにしている間にも合併症は進行していると言うことは忘れてはいけません。

糖尿病 合併症の恐怖(4)

前回までは、急に血糖値の値が変化して起こる急性合併症についてお話ししました。
今回からは、長年高血糖状態を放置して起きる慢性合併症のお話です。

血糖値は本人の努力でコントロールできます。

きちんとコントロールして正常な値を保てれば慢性合併症は起きません。
そのこともきちんと理解しておきましょう。
毎日の食事療法、運動療法で血糖のコントロールを行う、これがとても大事です。

糖尿病は血管にダメージを与えます。
特に深刻なのが毛細血管へのダメージです。

糖尿病の合併症でよく知られるのが糖尿病性網膜症です。

眼底には非常に細い血管があります。
この細い血管が糖によりダメージを受けやすく、ぼろぼろになった血管には瘤ができます。
この瘤から出血が起きます。
この状態が単純性網膜症と言って、網膜症の初期段階とも言えます。
患者にはまだ自覚症状はありません。

糖尿病だと分かったら、定期的に眼底の検査を行い、網膜症を進行させないことが大事です。
次回は、網膜症は進行してしまったときの症状を見てみましょう。

糖尿病 合併症の恐怖(3)

ブドウ糖は大事な脳のエネルギー源です。
いくら血管にダメージがあるからと言って、インスリン投与の量を間違えたり、激しい運動をしたりすると、血糖値が低すぎる、低血糖という状態になります。
極端な低血糖状態は、脳へのエネルギー供給が絶たれて意識がなくなり、最悪の場合は昏睡状態に陥ります。
健康な人は、血液中の糖の値が低くなると自然に調整して血糖を上昇させ、低血糖状態になると言うことはありません。
しかし、インスリン注射で治療としている人などは、血糖値が低くなっても血糖値を上昇させらず、体が低血糖の症状を起こすことになります。
この低血糖という状態、非常に不快なもので、一度なると二度と味わいたくないと言われるほどです。
普通の人は血糖値が60mg/dl以下になると低血糖と言われますが、糖尿病で高血糖状態を長年続けて、体が高血糖状態に慣れている人は血糖値が90mg/dl以下くらいでも低血糖症状が出るので注意が必要です。
私の場合はと言うと、まず手先の震えが出てきます。
こうなったら慌てずに血糖値測定をします。
80mg/dl以下だったら低血糖の症状に間違いないので、携帯しているブドウ糖を舐めるか、甘いジュースを1缶飲みます。
この処置が遅れると、全身が震え、冷や汗がぶぁ~っと吹き出してきます。
私はこれくらいの経験しかありませんが、他にひどい低血糖状態になると、めまい、脱力感、なまあくび、などの症状がおき、ついには意識がなくなってしまいます。
低血糖状態が続くと、脳に障害が起きたり、昏睡からさめずに死に至るケースもあります。
大事なのは自分の病気の状態を周りの人に理解してもらい、低血糖で本陣が倒れたりしたときには糖分の補給が必要だと言うことを知っておいてもらうことです。

糖尿病 合併症の恐怖(2)

インスリン注射を中断したり、インスリン依存型の糖尿病が発症した直後など、血糖値が通常より急激に高くなることがあります。
インスリンはブドウ糖をエネルギーに変える働きをします。
血糖値が上昇していると、体は認識しているのにインスリンが足りないと、体は脂肪やタンパク質を燃やしてこれに対処しようとします。
この時、代謝の産物として出てくるのがケトン体です。
このケトン体が一定以上の割合で血液中に存在する状態が糖尿病性ケトアシドーシスと言う状態です。
これは血糖値が急激に高くなったとき、突然発症します。
発見が遅れると昏睡状態になり命に関わる危険もありますので注意が必要です。
糖尿病性ケトアシドーシスの症状は、甘い香りのする息をするとも言われます。
吐き気や嘔吐、腹痛、うとうとする、等の症状があります。
血糖値の測定キットを持っている人は、体調が変だなと思ったら、まず血糖値を測定してみることが大事です。

糖尿病 合併症の恐怖(1)

糖尿病合併症が出てくるまでは自覚のない病気です。
そして、合併症が出てくるまで放置しておくと大変危険な病気です。
その合併症の種類、危険性について、説明します。
糖尿病はインシュリンの低下、もしくは分泌されない等の理由で血液中の糖分(血糖値)が増える病気です。
血糖値がちょっと上がったくらいでは自覚がないというのがこの病気の恐ろしいところです。
合併症はなぜ発症するのでしょう。
これにも血糖値が起因しています。

糖尿病合併症まるわかり事典


自覚のない高血糖状態ですが、この高血糖状態が5年、10年と続くと、確実に血管を蝕んでいきます。
特に弱い毛細血管。
この毛細血管へのダメージが合併症へと進行していくのです。
これらを慢性合併症と言います。

それとは逆に、血糖が著しく高くなったり、逆に、食事療法やインスリン投与のために、急激に血糖値が低くなったりして起こる急性合併症があります。

どちらも身体に大変な影響を与える症状なので、確実な対象が必要です。

次回は様々な合併症について解説します。

糖尿病と合併症:アルツハイマー

前回のテレビ番組ネタでもう一つ。

この番組では、もう一つ、私も知らなかった合併症を紹介していました。

甘いものが大好きな50代の女性のお話でした。
健康診断で高血糖の結果が出たものの、糖尿病と診断される一歩手前の値だったこともあって、ついつい甘いものを押さえられずに食べてしまっていたそうです。

私もそうでしたが、値が高いだけで自覚症状もない糖尿病は、今日くらい、今日くらい・・・という気持ちになりやすいんでしょうね。

この患者さんが信じられない合併症を発症したのは9年目のこと。
出てきたのは、物忘れの症状・・・
疲れやすかったり、ちょっとしたことで怒り出したり、MRIでで検査した結果は何と「アルツハイマー病」

私も番組を見ていて「偶然じゃないの?」等と思いながら見ていましたが、九州大学の研究所で15年にわたる調査の結果、一般の人の4.6倍という確率で糖尿病患者がアルツハイマー病を発祥したのだそうです。
脳の神経障害という意味では、私たちがよく知っている糖尿病の合併症のひとつ「神経障害」に通じるものがあるのかもしれません。


今回の記事の内容は、朝日放送「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」を参考にしました。

糖尿病と合併症

私が検査入院をして、空き時間にたくさん見せられたのが合併症に関するビデオでした。

糖尿病を治療しないで放っておくとどうなるのか、よ~く覚えて帰りなさいよ!というわけです。

私が入院した病室は大部屋6人、全員が糖尿病患者でした。

初入院は私だけで、他の皆さんは何かしらの合併症が進行していて、入退院を繰り返しているとのことでした。

そして、皆さんが口を揃えて言っていたのは、「こうなる前にちゃんと治療した方がいいよ」って事でした。


糖尿病の説明で必ず出てくる「合併症」これはどんな症状なのでしょうか・・・


糖尿病は血液中の糖分が異常に高いまま長期間放置することで、血管や神経にダメージを与えます。

そのことで、様々な症状を「合併」するわけです。


合併症は、大きく分けて3つ、これを3大合併症と言います。


1.神経障害

合併症の中で比較的、短期間で症状が現れてくるのが、この神経障害です。
足先や手先のしびれ等がこの代表的な症状。
同じ病室にいた患者さんは、常に靴下の下に何かを踏んでいるような感じが取れないと言っていました。
また、自律神経障害の症状も現れてきます。

2.糖尿病性網膜症

眼底の網膜にある毛細血管から出血し、視野が欠けたり、最悪の場合は失明してしまうこともあります。
これまた、同じ病室の患者さん。
入院中に、この網膜症の進行を止めるために、レーザーで焼いて進行を止める手術をしたそうです。

3.糖尿病腎症

腎臓内の毛細血管に影響が出て、糸球体という尿を作る部分の働きが低下、尿が作れなくなります。
そうなると、人工的に血液をろ過して不要な成分を排出しなくてはなりません。
これが「人工透析」です。
症状が進行すると、人工透析に通う頻度は増え、日常生活にも大きな影響が出てきます。
この人工透析になってしまう原因は、糖尿病によるものが1位なんだそうです。